海外移住、最初の難関といえば"お家!!!!"
パリでお家を見つけるのは、フランス人でも至難の業。ましてや外国人にとってはそのハードルは数倍のように感じます。
「お金を払ったのに大家と連絡つかなくなった・・」「住んでみたら聞いてた話と条件が全然違う・・」
など、悲しいことに詐欺が横行しているのも事実です。
今回はそんな私の経験も含めて、私が実際にどのように賃貸を見つけたのか、探す時のポイント・詐欺を見分けるポイント をお届けしたいと思います。
フランスの一般的な賃貸事情
フランス、特にパリで家を探すのはかなり至難の業です。外国人だからではなく、フランス人でさえも苦労しているらしく。というのも、家を借りる条件がかなり厳しいのです。
- フランスに住む保証人がいる
- 家賃の3倍以上の収入がある
どちらかを満たさないと通常の賃貸は借りられないとのこと。「これから海外で心機一転頑張ろう!」という段階で、
仕事はもちろん、フランスで保証人になってくれる知り合いなんておそらくいないと思います。
どうしてフランスの賃貸はこんなに厳しいのか
以前私のお家のオーナー(フランス人)に聞いてみました。
彼いわく、フランスは弱い人の立場が法律で守られすぎているため、「明日からお金払わないけど、ここに住み続けるよ〜!」というのが、まかり通ってしまうらしく。それを防ぐためにオーナーはかなり厳しく住む人を選ぶようになったと、言っていました。
実際今の私のアパルトマンの住人で、ある日突然扉を木の板で外側からブロックされている人がいました。隣人に話を聞くと、家賃を払わずずっと住んでいたらしく、ある日警察がいきなり来て部屋に入れないよういきなりブロックしたらしいです・・!(驚)
日本人がフランスでお家を探す方法と契約に必要なもの
それでは、何のコネもない日本人はどうやってアパートを探すのか?
多くの日本人が利用するWEBサービスをご紹介します。
MixB
言わずと知れた最も利用されている日本人掲示板!
賃貸のほか、求人・ものの売買・コミュニティ探しなんかも可能です。
私はこちらでアパート見つけました!
jimomoParis
MixBの次に使われている日本人コミュニティ。こちらも掲載内容はMixBとほぼ同様。
https://paris.jimomo.jp/Airbnb
AirBnbは割高ですが、家を見つけるまでの短期滞在として利用するのにおすすめ。
私もフランスに来た最初の2週間はAirbnbに滞在していました。
MorningCroissant
アパートの契約に必要なもの
アパートの契約時に必要なものはオーナーによって異なります。
- パスポート
- ビザ
- 敷金1ヶ月分(退去時返却)
- 最初の家賃1ヶ月分
- 紹介エージェントへの手数料
エージェントを通していない場合は最後の手数料はかかりません。敷金はどのアパートでも必要なイメージです。
- フランスでの労働証明
一度問い合わせした日本人オーナーのお家で、フランスの会社が発行する労働証明を求められ提出できなかったため契約できなかったことがあります。 - 保証会社への登録(garantme)
私の友人は、オーナーにGrantMeを通しての賃貸契約を求められていました。保証人がいない人の代わりにお金を払うことでこの会社が保証してくれるシステムです。 フランス人の友人も使っていると言っていました!
どんな条件で部屋を借りる?フランスの賃貸の見極めポイント
お家のこだわりポイントは人それぞれですが、私がこだわったポイントをや、パリで気にするべきポイントをお伝えします!
まず最初は一人暮らしなのかシェアハウスなのか。私は両方経験したことがありますが、どちらにもメリットデメリットが。
フランスに慣れない最初のうちはシェアハウスだと友達もできて心強いかなと思いますが、私は家で仕事をすることが多いので一人暮らしを選択しました。
まず第一に!治安!本当に大切!
一般的に危険と言われている区でも、通りや駅によって安全なエリアもあるので、区にこだわらず実際訪れてみて見極めることが大切です。
パリは区によって雰囲気も異なります。物件検討前にある程度自分の中で好きな区の雰囲気を知っていると探すときの一つの基準になって良いかなと思います。
ちなみに私はマレ地区の雰囲気が好きで、マレにアクセスしやすい場所に住みたいな〜と思ってお家探ししていました。
私はエレベーター必須で探していました。
ただパリの歴史あるアパートはエレベーターなしも多く。日本式3階までならエレベーターなしも可。に途中で条件を変更しましたが(笑)、結果エレベーターありの物件を運よく見つけられました!
エレベーターがついていても故障して使えない日も割と多く(笑)、正直そこまでこだわらなくてもよかったかなという感じです。あるに越したことはありませんが!
家具付きの家は洗濯機備え付けが一般的ですが、そもそも洗濯機設置を想定されていないアパートも多いです。(コインランドリー使用前提)
日本人的に毎回コインランドリーを使用するというのは考えにくいかもしれないですが、洗濯機のないお家の方が安いことが多いので、 家賃との兼ね合いでそれを受け入れられるかどうかは重要ポイントです。
屋根裏部屋(女中部屋)に多いのですが、部屋はシェアではなく独立していても、トイレだけは共有というパターンがあります。洗濯機ない物件と同様その分家賃は安いです。
こんな大家には気を気をつけよう!
残念ながら物件が詐欺だったということもよくあるようです。
日本に一時帰国中にMixB経由で気になるお部屋のオーナーにメッセージを送っていました。一軒、少しお部屋は狭いけど好立地・価格も高すぎず!という理想的なお部屋を発見、早速コンタクトを取らせていただきました。
やりとりもスムーズで、実際の内見はできないもののもうここに決めてしまおうとしたそのとき・・!ちょっとした違和感からそのアパートの契約を結局やめることにしました。
最初はあまり気にならなかったものの、日本人オーナーのわりに見たことない漢字の変換ミスが多く、だんだん本当に日本人なのか?日本人じゃないにしても日本人のふりをする理由は・・?と懐疑的になりました。
契約のやりとりをしているとき日本にいたため、フランス到着後どのように鍵の受け渡しをしてくれるのか尋ねると、いつもなぜかはぐらかされる・・!フランス到着日から入居できるとのことだったのですが、鍵の受け渡しはその2週間後など言っていることがチグハグで少し怪しいのかも。。と思い始めました。
これが一番の決め手でした。契約書なしに一切お金を渡してはいけません!!!実際パリに来て今のアパートを契約するとき、内見→契約をかわす→入金の流れでした。なので、契約書の前にお金を求められた場合は警戒してよいと思います。
フランスワーホリ賃貸情報まとめ
以上フランスの賃貸情報についてでした。フランスのお家探しは長期戦で難関ですが諦めずに頑張ってください・・!必ず最後は見つかります!!